あなたのバッグは大丈夫?クロコダイルバッグの正しい保管方法

目次
クロコダイルバッグの魅力と正しい保管が重要な理由
クロコダイルバッグは、その独特な光沢感や高級感から、一度手に入れると長く大切に使いたいアイテムです。しかし、天然素材であるクロコダイルレザーは非常に繊細で、保管方法が悪いと変色や劣化、カビの原因となります。正しい保管方法を知ることで、お気に入りのバッグを美しい状態で維持することができます。本記事では、クロコダイルバッグの正しい保管方法について詳しく解説します。
クロコダイルバッグを保管する際の注意点
直射日光を避ける
クロコダイルバッグは日光に長時間さらされると、色焼け(変色)やひび割れを起こすことがあります。特に紫外線は革の繊維を弱らせ、バッグ全体の劣化を早める原因となります。特に紫外線によりブルーやグレー、パープルといった色目は非常に色焼けしやすいカラーとなっておりカブセ付きのバッグの場合、陽の当たらないカブセの下の色が元の濃いままでカブセを含む全体の色目が焼けて薄くなるといったツートンになってしまうことがあります。また日光以外でも蛍光灯によって色焼けすることが多々あります。
保管場所は直射日光が当たらないクローゼットや、遮光カバーを使用するのがおすすめです。

色焼けの一例 カブセを開けた下の部分がもともとの赤い色でした。
湿度管理とカビ対策
湿度が高い環境では、カビが発生しやすくなります。クロコダイルレザーは湿気を吸収しやすいため、保管場所の湿度を50%前後に保つことが理想です。除湿剤を活用したり、湿気が多い季節はエアコンや除湿機を使用して湿度を管理しましょう。また、カビ防止には定期的な換気も重要です。
風通しの良い環境を確保
風通しが悪い場所で保管すると、湿気がこもりやすくカビが発生する原因になります。バッグは完全に密閉された箱の中ではなく、布製の保存袋に入れた状態で保管するのがおすすめです。これにより、空気が適度に循環し、湿気を防ぐことができます。
あんこを入れて型崩れ防止
クロコダイルバッグは形状が崩れると美しい見た目を損ないます。特に長期間保管する場合、バッグ内部にあんこ(詰め物)を入れて型崩れを防ぐことが重要です。詰め物には柔らかい紙や布を使用し、バッグの形状を維持できる程度に詰めると良いでしょう。
バッグを吊すのはNG
バッグを吊して保管すると、ストラップや取っ手に過剰な負荷がかかり、変形や劣化を引き起こす可能性があります。特にクロコダイルバッグのような高価なアイテムは、吊るすのではなく平置きか、しっかりとした棚に保管するようにしましょう。ただし使っているうちに手ひもに折れ癖がつくような場合は吊るして形を整える場合があります。
箱で密閉しないことの重要性
クロコダイルバッグを箱に入れて密閉すると、通気性がなくなり湿気がこもる可能性があります。これはカビや臭いの原因となるため避けましょう。専用の保存袋や、適度な空気の流れがある状態で保管することをおすすめします。
クロコダイルバッグ保管時のチェックポイント
- 色の変化: 変色が見られる場合は早めに対処。
- カビの有無: 保管場所やバッグの表面を定期的にチェック。
- ストラップや金具の状態: 変形や劣化がないか確認。
- 内部の匂い: 湿気やカビの兆候がないか嗅いでみる。
長期保管時に気をつけること
長期間バッグを使わない場合、以下のポイントを守ることで状態を維持できます。
- 定期的な換気: 数ヶ月に一度、バッグを取り出し空気に触れさせる。
- 保湿ケア: 革が乾燥しすぎないよう、専用クリームで保湿。
- 保管場所の見直し: 季節や湿度の変化に合わせて保管場所を調整する。
まとめ
クロコダイルバッグは高価で繊細なアイテムだからこそ、正しい保管方法が求められます。直射日光や湿気、風通し、型崩れなどに気をつけながら、大切に保管することで長く美しい状態を保つことができます。普段のケアと適切な環境での保管を心がけ、お気に入りのバッグを末永く愛用しましょう。
執筆者 代表取締役 武知淳一
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